UTMB を完走して

 
画像


 ブログを長いこと中断していました。
2度目のUTMBが終わりました。本当は昨年完走して卒業する予定でした。
 再挑戦を家族に理解してもらい参加することができました。
 
昨年20k地点のサンジェルベで止められ中止あるいは中断する形に、翌朝10時からクールマイヨールから再スタートその結果コース短縮で不完全燃焼でした。

 
画像


 今回も同行させていただいた鏑木男塾乙女塾系の皆さん、UTMBメーリングリストで知り合った皆さん、練習やレース中励ましあった方々、大会ボランティアの方々など数え切れない人たちのお世話になりました。

 
画像


 
 UTMBの5時間延期で終了時間が遅くなり関係者の負担も大きくなったのではないかと思います。
そのおかげで、荒天やコンディションの悪い区間が少なくて済んだはずです。またボンノム頂上付近で空が明るくなってきて例年と違い序盤の景色が楽しめました。夜明けの雪景色は身震いするような感動を覚えました。
 その反面二晩目がより早い地点で訪れることは厳しいことだと覚悟しました。

画像


 

  2007年に初フルマラソンを経験した走力はサブ3、サブテン近辺の方より劣って、その5年ほど前から自転車で鍛えたお尻臀部からハムストリングの大きな筋肉を使った登りの早歩きが長い急登が連続するコースに合っていたと思います。前傾してポールで上体を安定させ足を回転させるイメージです。下りや勾配が緩い走れるところところは、足へのダメージをできるだけ抑えようと歩幅を伸ばしすぎない細かいピッチでマイペースというか、ゆっくり進みました。

 私の胃腸は冷たいものや油類とか、割と簡単に根をあげます。良くレース中にお腹が張ってガスが出たりして不調になります。 出発直前からレースまでは食事にも昨年以上に気を使いました。チーズ、肉、ワインなどの地元の美味しいものの誘惑に負けず、繊維がしっかりした物は出来る限り食べないなど内臓が疲れないように気を使いました。さかいやでのUTMB直前対策で鏑木さんや山健さんなどの食事コンディショニングをされているベスパ斉藤さんのアドバイスを参考にしました。以前から斉藤さんのお話を参考にさせていただきましたが、最新情報に接して今回はできうる限り徹底しました。

 牛乳を飲んでお腹が緩くなることがある方はチーズはレース前から避けなさいと何度も聞いてきました。代わりに朝食でシリアルにヨーグルトを載せて食べました。持参した味噌汁、アルファ化米も利用も昼食や夕食に利用しました。おかげでレース中はジャケットを山頂まで着ないでお腹を冷やして、しばらくギュッと締め付けられペースダウンしたグランコルフェレからフーリー手前の比較的短時間のミスで済みました。
 ゴールまでお腹にガスが貯まってお腹が張ったりすることはなかったので対策は成功しました。

 
画像


 エイドではクッキー、パン、パスタ入りスープを主に食べました。たまにオレンジ、レモンを斉藤さんに勧められたように絞って飲みました。繊維分を避けるためです。前回よく食べたバナナは食べませんでした。パウンドケーキが美味しそうだったので油分が気になったのですが数回食べました。ゴール後すぐゲート後方のエイドでサラミやチーズ、チョコレートなどレース中避けていたものを美味しく食べる事ができました。
 
 シャモニー最初の晩は現地の乾燥していた空気で喉に炎症が発生してうがい薬や最終的には水曜日の晩に風邪薬を1回飲むことになりました。バスタブにはお湯を張るなど昨年も相部屋の仲間に救われていましたが、最初の晩からトラブルがありました。


 
画像


  スタートしてからフーリーを過ぎてプラの町まで3㎞前後の地点で完全に暗くなり二晩目に突入しました。
そこまではマイペースで気持ち良く大きなトラブル無く楽しく行くことができました。前半は別のところで書きます。

 シャンペで仮眠しようかと迷いましたが、湖畔は寒いから止めました。それから夜明けまで眠気と気力のせめぎ合いが続きました。シャンペはやはり意図的にどうしても眠くて仮眠したい人だけに利用してくださいという気がしました。朝夕夜間は長居できないと感じました。 

 コース変更はレース前にIさんから教えてもらっていた最後のモンテ峠から始まるテートオーベンツへの最後の大きな登りがカットというところだったので、シャンペからボビーヌに行かないで下りてゆく未知のコースは堪えました。舗装路に沿ってロードからトレイルの繰り返しを舗装路に書かれたマーキングに注意しながら進みました。1回ロードからトレイルに入るところは間違って数百メートル引き返しました。 舗装路が増え、退屈な感じになりました。トリアンに向かうヘアピンを車道とトレイル何度も縫ってゆく繰り返しには、うんざりしました。

  シャンペからの下りでボビーヌに行かないで下りだしたのが分かった、庭先トレイルで、ちょっと仮眠するというSさんにクールマイヨールCP以来の再会しましたが、その先はOさんと出合ったマルティニーの町を出て行くところまで人もまばらで寂しく静かな夜が続きました。昨年はジュネーブから電車でマルティニー乗り換えシャモニー入りしました。Chateau de la Batiazのライトアップされた夜景ですぐに分かりました。そこまでどこにいるのかよく分からない状態でした。

 
画像


 Les Valettes レバレットの街と後に知る街に下りて、ブドウ畑の中を九十九折の舗装路を登ってちょうどトレイル入るあたりでご機嫌斜めでいらいらした感じの様子で英語で語気強く俺についてくるのかといったようなことを、後ろに付いた方に言っています。後にマルティニ-のエイドCPを出たところで追いつき私にも同じ言葉が、でも足が重たいから先に行ってくださいとしかいえませんでした。DMJのIさんが英語で積極的にコミュニケーションをしていたのを思い出しました。フランス語はともかく英会話力があればと思いました。

 眠気と舗装路が増えたコースの単調さでペースが上がりませんでした。Oさんに出会いましたが、仮眠するかどうか迷っているとのことだったので次のエイドまでは我慢して行きましょうと話して、その後ずっと引っ張って頂く格好になりトリアン、カトーニュを一緒に登りました。Oさんはクロカンスキーで鍛えた足と聞きました。登りはまだまだいくらでも登れる感じでした。

 眠気は蚊取り線香さんと金曜夜仕事が終わって最初から眠い中徹夜で山を歩く練習を何度も経験していました。眠気で少しふらつくところまでで、歩きながら一瞬意識がなくなる状態の手前でカトーニュ頂上稜線で明るくなり目が覚めてゆきました。行動中の眠気については経験から冷静に判断できたと思います。

 トリアンのエイドでは渡邊千春さんが友人の方と休んでいました。Oさんが挨拶していて友人の方が足を痛めていると聞きました。今年は友達と一緒のゴールを目指しているのが分かりました。

 カトーニュへの登りでSさんがその後フーリーで2時間ほど仮眠すると挨拶したYさんが追いついてきて4人となりました。Oさんは私と会った時点で走れない状態と聞いていました。SさんYさんもOさんら皆と一緒に行くという気持ちが分かりました。私も一番つらい時間を過ごしたOさんとゴールしたいと思いました。明るくなると目が覚めて元気が出てきたと思われる人たちに抜かれてゆきます。日本人で前にゴールしたNさんに抜かれたのはカトーニュのチェックポイントを過ぎた下りでした。結果を見るとそこから1時間半遅れました。急いだらと想像しましたが、すぐ考えるのは止めました。

画像

 
 バルロシーヌのエイドで昨年私の直後にゴールして気づかなかったOOさんが追いついてきました。去年はコース上で接点が無かったと思います。
 もしよければ我々とご一緒にゴールしませんかとお誘いすると快諾していただき、5人でのゴールとなりました。
最後は百番台を維持できるかもしれないと、できればラッキーと皆で意識したり、ゴールの準備の着替えをしました。ジャケットを脱いだりということです。

 ゴール前で突貫さんが自身のゴールのために用意していたJAPAN IS OK の幕を持ってきていて、一緒にちょうど後続がちょっと途切れた良いタイミングでゴールできました。昨年は閑散とした深夜2時ごろのゴールだったので賑やかな昼間のゴールは感激でした。目立つゴールになったのでゴール後も撮影とか取材を受けたりする方がいたり、ビールで乾杯したり夢のような時間が過ごせました。

 
画像


 
 

 

 

 

 

 

"UTMB を完走して" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント