ランチリオ シルビアのPIDキットについて

シルビアを選んだのはPIDキットが発売されているのを昨年11月ごろ見つけたからです。
PIDkitはespressoparts.comで購入しました。
http://www.espressoparts.com/product/MLG_SD3CKIT/MLG_Rancilio_Silvia_PID_Kit__Watlow_SD3C_Controller__Easy_Install_DIY_PID_no_holes_to_drill_no_cuts_to_make.html

 saecoのマジックカプチーノはポルターフィルターの形状、その左右から流れ落ちるエスプレッソの量がアンバランスなど満足いかない部分がありました。
設置場所、暖気立ち上がり時間を考慮するとコンパクトなボイラー容量の小さい家庭用マシンから選ぶことなります。レビューなど調べると温度サーフィンとか不安定という単語がどの機種にもあります。そこで話題になっているのはPIDを利用した制御に改造して安定性を高めるということで、国内の掲示板でも詳しい方の取り組みが目に付きます。しかしあまり知識のない私にはハードルが高すぎます。またPIDキットその他合計するとセミコマーシャルクラスマシンが購入できる予算です。クイックミルなど最近ユーザーレビューが多いマシンも気になりました。
 

home-barista.comのクイックミルとシルビアとの比較です。
http://www.home-barista.com/quickmill-alexia-review.html

 キットの説明を訳してゆくとほとんど加工済みで面倒なことがないようだとわかりました。
シルビア自体シンプルに設計されています。たとえば外装パネルの取り外しが容易です。そのためメンテナンスしやすい。もちろん限界は見えていますが改造しやすい。米国内では販売実績もありユーザ側からの情報量も豊富で、補修部品の入手しやすい機種になっています。

マシーンに穴を開けたり、加工の必要はなく、配線も色分けされて長さや端子コネクタも加工済みです。接続し直せば元の状態に戻すこともできます。
 電源を切り離して絶縁のため電源プラグにテープを巻くとか基本的なことを行えば危険なことはないので、改造というだけで引いてしまうような方でも取り付けできると思います。
 しかし改造には違いありません。安心して利用できるPIDによる温度制御が組み込まれた家庭用マシンの登場を期待します。

 espressopartsが行った検証でも温度測定結果が公表されている数値と誤差が少なくて優れていると宣伝しています。取り付けたユーザーの反応も良いようです。
温度の安定性持続性で劣る家庭用マシンほど効果がはっきり現れるというような意見が多い感じです。

 取り付け時に唯一面倒だったのは、SSRを本体に固定するところでした。
SSR本体に固定用に溝が上下に2箇所ありますが、
そのU字型に開いた部分の幅が狭く7ミリのソケットが入りません。
結局7ミリのナットを締めるため、ドライバーを買いに行くことになりました。

 取り扱い説明書はCDに入っているので翻訳ソフトや辞書を利用しやすい物です。

 PIDユニット(デジタル温度コントローラー)はwatlow製とSSR(ソリッドステイトリレー、半導体を使った無接点リレースイッチ)はcrydom製です。
温度を計測するセンサーである熱電対の3つの主要部品からキットはなります。
http://www.watlow.com/literature/prodtechinfo/files/controllers/sd%20rev%20f%205-31-06.pdf
 watlowは日本法人があります。
http://www.watlow.co.jp/
 一番気になったのは、どの画像でも温度表示が華氏温度(F)だったことです。
まず摂氏温度(C)表示できるか調べました。可能なことは上のリンク取説で確認しました。

 取り付けに関してはすでにジャパンホームバリスタ協会のフォーラムでも取り付けの過程がespressoparts.comがflickrで公開していることが話題になっています。
http://www.flickr.com/photos/old_timey_dave/sets/72157594415517244/
  
 PIDキットを企画したpidkits.com(MLG Properties,LLC)のページです。
温度変化はここのグラフにあるように5分前後で設定温度に達します。
実際は暖気運転させたりする必要があり、まだ安定して抽出できる状態ではないので工夫が必要です。
http://pidkits.com/temperature.html

 現在は抽出終了後にスチームという場合、水抜きとセンサー温度が120~130℃になる間が1分半から2分。スチームは開始してからこちらも1分半から2分でミルクは約60℃になります。

右側にcrydomのSSR、左に抽出後にドレンをドリップトレイに排出する3way(分岐)バルブが写っています。この分岐のあたりに逆止弁があるようで、ここまでは抽出後に逆流があるのでバックフラッシュ用のブラインドホルダーは別売りなので用意した方が良いようです。
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赤や青く塗られた端子コネクタとコードが追加されたものです。赤い端子コネクタは電源スイッチを分岐して接続、このキットを連動させるために新たに追加されています。青い端子コネクタはサーモスタットから抜かれた端子コネクタと接続。PID、SSRに接続されます。
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中央に写っているサーモスタットは端子コネクタが抜かれ、
その固定のためのねじ穴部分に熱電対センサーを固定しています。
センサー側がその機能を取って代わっています。




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