Tor des Geants 2012 トルデジアン レースの終わり

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 レースが終わったところから備忘録としてつらつらと
最後のライフベースollomontから出発してシャンピリオンからの下りを終える直前に日没となりました。
そこからずっとジープロードが続き前後にまったく人が見えない一人旅となりました。緩やかな上りと下りで、ゆっくり歩くと気が遠くなりそうなのでゆっくり走って進みましたが、下界に街が見えても中々下りません。
 単調で徐々にフィジカル、メンタルを削ってゆきます。

 昨夜のバルツゥールナンシェ(チェルビニア)からの稜線縦走は晴れているのに吹雪の晩でした。今日は昼間から前日より気温が低く感じていました。サンレミーボスのエイドで昨夜は使わなかったキャプリーン2相当のTNFのセカンドレイヤーを着ました。2900m台のコース最後のピークは氷点下なのは間違いないと思いました。

 午後11時頃到着したサンレミー ボスのエイドではあと7時間でゴールできるよと声をかけられますが、マラトラ峠手前の山小屋で仮眠が必要なぐらい眠気がすでにありました。教会のトイレで着替えをしましたが、エイドを出てからペットボトルを2本とも置き忘れていることに気づき、取りに戻ります。エイドはもう夜遅くなってきているのに地元の人々で賑やかで名物のフォンティーナチーズの搾りかすを飼料に育った豚、ボスの生ハムJumbon du Bossesをその場でカットして食べてゆけといただいたり、塩っぽくなく癖が無い美味しいハムでした。その暖かさがつらく感じるほど寒さやジープロードで疲れていました。

 このエイドを前後はマーキングやフラッグが明るい街中なのに少なく不安になり。戻ったり確認しながら慎重に進みました。トレイルに入るとその後比較的早い位置から進行方向には約2550m地点のエイドLac des Merdeux にあるRifugio Pier Giorgio Frassiti (ピエールジョルジオ フラシッティー小屋)と思われる明かりが見えますが、遠くて中々近づかず、眠気、林道での消耗でリズム良く登れません。

 とにかく次の小屋で早く仮眠したいということが唯一のモチベーションでした。前後に人がずっと見えませんでしたが小屋に吸い込まれる光は遠くから見えました。しかし今思い返すと小屋から先に進む光は見えませんでした。
 それから気が遠くなるほど単調に上り続けようやく小屋に差し掛かると、コースフラッグをたくさん抱えたスタッフが下りてきました。すごく眠いというと、ゆっくり眠れるよ、レースはストップしたといわれました。リスタートは、と聞くとNoでした。 嫌な予感はありましたが言われてみると後4~500m登れば終わりなのにとか残念な気持ちが湧き上がります。小屋の中には20人くらいの人がいました。英語を使える方が親切に翻訳してくれたりしながら、2階のベットを教えてもらった後、食事やワインを飲みました。レースが終わってしまったので急いで寝る必要もなくなり、あれこれ山小屋にいたオーガナイザーに問いかける方々の会話はほとんど理解できなくて残念でした。

 そうこうするうちに顔がむくんでいて別人のような定廣さんが2時間の仮眠のはずが起こしにこなかったとホールに来ました。これから出発すると。辛く切ない気分になりました。レースがストップしてリースタートは無いと言いました。このまま進むと夜中のゴールになるし時間調整もあって寝ることにしたんだ。、
 明日朝起きてから、サンレミーに下りてバスでクールマイユールに帰ってもらうなどの確認をしたりしてしばらく後ベットに行きました。

 朝、定廣さんはマラトラからクールマイユールに改めて行けないか聞きましたが、危険なので行かないでくださいとの事でした。朝食の後、ここでストップした方々と下山を開始します。マラトラ方面の写真を取ったり、記念に持ち帰るコースフラッグを抜き取ったり思い思いに下ります。レミーの街までずっと歩くのかと思っていたら、200弱下ったTsa de merdeux に林道がきていて、車に乗れということでした。ランドローバーのディフェンダーの後部ベンチシートに腰掛けました。早いペースで下って行くので怖くなり同乗の皆さんとびっくりしました。

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